2013年5月28日火曜日

Windowsのエラーメッセージ一覧とその対処法

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普段と変わらぬパソコン作業中、いきなり表示されるWindowsのエラーメッセージ。いざ、初めて見るエラーメッセージに遭遇した場合、どう対処したらいいのか分からないものですね。そのエラーがどれぐらい深刻な問題なのかわからない、という時が一番不安になると思います。

落ち着いてエラーメッセージに対処するためにも、典型的なWindowsエラーメッセージの一覧とその対処方法をまとめてみました。分からないWindowsエラーメッセージに出会ったら、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

※パソコン本体からエラー音が出ている場合は、当ブログ記事『パソコンから「ピー」という警告音(ビープ音)が聞こえた時の対応まとめ』をご覧ください。


■Windowsでよく出る典型的なエラーメッセージ一覧とその対処方法

★このプログラムからの応答がありません。

プログラムの処理が一時的に集中することや、メモリが不足した場合などに出るエラーメッセージです。多くの場合、プログラムを強制終了するほかありませんが、稀に処理が終了した場合などにエラーから回復する場合があります。数十秒程度放置してみて回復する見込みがない場合などは、強制終了しましょう。


★システムがビジー状態か、または不安定になっています。

こちらもプログラムの処理が一時的に集中することや、メモリが不足した場合などに出るエラーメッセージです。ただし、OSレベルで処理が重くなっている可能性が高いため、強制終了をするためのタスクマネージャーも開かない場合があります。その場合は、コンピューターの電源を直接切るか、リセットボタンを押しましょう。


★メモリ不足のため、このプログラムを実行できません。

こちらもプログラムの処理が一時的に集中することや、メモリが不足した場合などに出るエラーメッセージです。この場合は明確にメモリ不足なので、メモリを増設するなり、現時点で利用していないが起動しているアプリケーションを閉じるなどをすることで、今後エラーを出さないようにすることが可能です。


★例外***が発生しました。

プログラムが予期していないエラーが出た場合にこのエラーが出ます。バイナリコードと呼ばれる16進数の英数字が***に入ります。この場合は復旧は無理ですので、再起動するしかありません。


★必要なDLLファイル***.DLLが見つかりませんでした。

プログラムを起動する際に出るこのエラーは、プログラムを起動するのに必要なファイルが見つからない場合に出るものです。見つからないとされる「DLLファイル」がプログラムのインストールの際に一緒にインストールされるものであれば、プログラムを再インストールする必要があります。また、インストール前後に別にインストールする必要があるランタイムパッケージなどの場合には、別途ダウンロードする必要があります。必要とされる***.DLLを検索してダウンロードすることをお勧めします。


★(エラー画面も出ずに強制的にシャットダウンした場合)

これには様々な理由が考えられます。最も可能性の高い理由は、実はエラーではなく、Windows更新プログラムが勝手に動作している場合です。WIndows更新プログラムは、Windowsの修正パッチなどを自動的にインストールするプログラムです。このプログラムはWIndowsの初回起動時に「定期的にダウンロードしインストールする」という項目を選ぶことで、インターネット接続時に勝手に最新のパッチをダウンロードしてインストールすることになっています。このインストールが終わると、更新プログラムはそのパッチを反映されるため、勝手にほかのプログラムを強制終了し、再起動させます。
本来であれば最新のパッチにするために必要とされる設定ですが、作業を強制的に停止させるこの更新プログラムを迷惑と考える場合には、設定によって手動更新にすることもできます。「コントロールパネル」の「更新プログラムの確認」を選択後、「設定の変更」で手動更新にすることが出来ます。


★起動時に「ご迷惑をおかけしております。Windowsが正しく起動できませんでした」

前回の終了時に正しくない方法で終了した場合などに表示されます。エラーメッセージではありますが、「通常の方法でWindowsを起動する」を選択することで、普通に起動することが出来ます。但し、この方法で起動できない場合には、深刻なエラーである可能性もありますので、サポートなどに電話する必要があります。


★起動時に「Operating System not found」

OSが見つからないという意味の深刻なエラーではありますが、よくある理由としてCDやDVD、FDなどにディスクを入れっぱなしにしていることが挙げられます。本来であれば起動時にHDDやSSDに入っているOSからパソコンを立ち上げますが、設定によってはCDやDVD、FDなどが挿入されている場合は、そちらから立ち上げることを優先する場合があります。その場合、それらのディスクにOSが見つからない場合は、このエラーがでます。これらのディスクを抜き取った後に、再起動すると普通に立ち上がります。



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