2013年5月7日火曜日

新社会人が知っておくべきパソコンセキュリティマナー10選

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新社会人になって、仕事にノートパソコンを使う人も増えてきたかと思います。

業務に自分のパソコンを利用する人も含めて、
セキュリティやモラルに関しては、これまで以上に注意が必要になります。

今回は、新社会人として知っておくべきパソコンの
セキュリティマナーを選りすぐりで解説していきます。




(1)セキュリティソフトをインストールする

セキュリティソフトは、常駐型のものでウイルスを駆除するものが一般的です。
比較的価格が高いイメージがありますが、
多くのソフトには体験版があるため最初は無料で利用することができます。
常駐型セキュリティソフトでは、ESETセキュリティソフトがお勧めです。


ESETセキュリティソフト無料体験版をダウンロード


(2)強固なパスワードを設定する

2013年初頭に日本を含めた世界各国で発生した不正アクセス事件では、
一つのWebサービスから漏えいしたIDやパスワードを
他のWebサービスに利用してアクセスする手法がとられました。

同じIDやパスワードを使いまわしにすることで
このようなトラブルのリスクが高まるため、
強固なパスワードを設定することが必要になります。

多くのWebサービスでは半角英数字8文字以上となっていますが、
当ブログでは「10文字以上」で「大文字・小文字・数字・記号を
混ぜたもの」にすることを推奨しています。

こちらの記事を参考にパスワードの見直しをしてみてはいかがでしょうか?


(3)パスワードは3ヶ月に1回定期的に変更する

パスワードも定期的に変更することが望ましいです。
一部のWebサービスなどでは、定期的にパスワードの変更を求められたり、
パスワード変更の提案のお知らせがくるものもありますが、
自主的に変更するように心がけたいものです。


(4)席を離れる時はパスワードロックがかかるように設定しておく

個人情報を取り扱う企業が取得するプライバシーマークの指針では、
パソコンの前を離れてスクリーンセーバーになったパソコンは、
パスワードでロックされるようにしなければならないとされています。

また、スマートフォンやタブレットでもパスワードロックをかけることで、
万が一に時にも個人情報が取得できないようになります。

iPhoneであれば、「設定」→「一般」→「パスコードロック」から、
Androidであれば、「アプリ」→「設定」→「位置情報とセキュリティ」→
「スクリーンロックの設定」から設定できます。

Windowsであれば、コントロール パネルから「ユーザー アカウント」で
アカウントごとのパスワード設定が可能です。


(5)メールのTo、CC、BCCの意味を理解しておく

メールのTo、CC、BCCを使い分けられるようにならなければ、
間違えて情報漏えいしてしまう可能性があります。

メールの「To」は、宛先、「CC」はカーボンコピーのことで、
宛先を公開して同時に送信、「BCC」はブラインドカーボンコピーのことで、
ここに入力されたメ-ルアドレスは受信者には表示されません。

最も多いケースでは、本来BCCで送るべきお客様への一斉メールなどを、
ToやCCで送ってしまった結果、お客様のメールアドレスが
全て公開されてしまうケースなどです。

このケースでは大切な個人情報が漏えいしてしまう大事件となりますが、
国内では割と頻繁に起きているトラブルです。


(6)OSのアップデートはすぐに対応する

Windowsの緊急アップデートなどは、セキュリティの脆弱性を埋めるためのもののため、
可能な限りすぐに対応する必要があります。

定期的なアップデートをするためには、「コントロールパネル」から
「Windows Update」を選択し、適切な間隔で最新のアップデートを
自動取得するようにしましょう。

アップデートしない場合、脆弱性を突いた攻撃にさらされる可能性があります。


(7)ソフトウェアのアップデートもすぐに対応する

Microsoftは、OS以外にもOfficeなどの製品のセキュリティを守るために、
同様のアップデートを実施しています。

そのため、これらの製品のセキュリティを守るためにも、
定期的なアップデートをしましょう。

但し、会社で支給されているパソコンなどによっては、
会社の方針により必ずしもすべてのアップデートを行うとは限らない場合があります。


(8)インターネットブラウザにパスワードを保存させない

インターネットブラウザによっては、IDやパスワードを
ブラウザに保存できる機能があるものがあります。

この機能は非常に便利ですが、パソコンを他人に使われた場合には、
パスワードの意味をなさなくなってしまうので、十分に注意が必要です。


(9)知らないWi-Fiに接続しない

最近は外出先でPCやスマートフォンを利用する際に、Wi-Fiを使うケースがあります。
携帯電話会社が提供しているWi-Fiや、公衆無線LAN事業者のものであれば
構わないのですが、そうではない知らないWi-Fiに接続することはやめましょう。

契約などをしていない知らないWi-Fiに接続することを
「フリーライド(ただ乗り)」といいますが、Wi-Fiのアクセスポイントは
すべての接続を監視、閲覧することが可能なため、便利そうに見えて
実はセキュリティ的には非常に危険です。


(10)機密性の高いファイル添付をする場合の注意

顧客データや売り上げ情報などをメールで添付する際には、
いくつかの方法で機密性を高める方法があります。

最も一般的な方法は、ZIPにすることで圧縮し、
ZIPファイル自体にパスワードをかける方法です。

Windowsではフリーソフトの「7ZIP」や
シェアウェアの「WINRAR」などを利用することで、
パスワード付きのZIPファイルを簡単に作ることができます。

また、開封するパスワードはZIPファイルを送るメールとは別で送ることで
送信ミスが万が一発生しても、リスクが軽減されます。

ExcelなどのMicrosoft Office文書では、
保存する際にパスワードを設定することもできます。
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